技術情報
 
プレストストレストコンクリート(Prestressed Concrete)の略です

あらかじめ(Pre)
応力を与えられた(Stressed)
コンクリート(Concrete)


日常生活のなかでのプレストレスト
両端から内側へ「力」を加える
両端から内側へ「力」を加える

(あらかじめ)プレストレスの与え方
プレテンション方式(あらかじめ緊張しておく)
緊張材をコンクリートが固まる前に引っ張る方法
緊張材をコンクリートが固まる前に引っ張る

(後で)プレストレスの与え方
ポストテンション方式(コンクリート硬化の後、緊張する)
コンクリートが固まった後に引っ張る方法
コンクリートが固まった後に引っ張る

PCのおいたち
・鉄筋コンクリート/1855年、フランスのランボー(Lambot)が、セメ ントモルタル内に鉄を入れて小船をつくった。 ・プレストレストコンクリート/1886年、アメリカのジャクソン(Jackson)が、コンクリート部材にプレストレスを導入する方法を発明。 ただ、コンクリートの強度が低く、緊張材の強度の低い鉄筋を使用していたため失敗。1926年、フランスのフレシネー(Freyssinet)が、PC技術を総合的に研究し、PC必要条件をまとめた。緊張材を鉄筋から高張力鋼線に変え、高強度コンクリートを使用した。
PCのおいたち
日本において
1948年、PCまくらぎが初めて実用化
1951年、日本で初めてのPC橋 長生橋(橋長11.6m)(土木)(石川県七尾市)
小松市役所地下室の床にプレテンション版を使用(建築)
国鉄浜松町ホーム上屋 (本格的PC建築)

PCの特徴
部材の断面寸法を小さくできます・スパンを大きく取ることができます
PCの特徴

PCの使われ方
・場所打ちPC工法
・プレキャスト工法/(工場製品を現場にて組み立てる)
・場所打ち/建物の梁やスラブ等、部分的な所に使われ、PCの特性を生かせる部分のみをPC造とできます

PCの使われ方